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義肢や装具をお渡しした瞬間から、私たちのフォローアップが始まります。お客さまの治療やリハビリテーション、日常生活が快適におくれるよう、担当者はもちろん、社員全員でフォローアップに努めてまいります。
義肢や装具は、体型の変化や病状の進行・回復にともなって、違和感を感じたり、不具合が起こりやすくなります。また、長期間ご利用いただく間に、摩耗や破損が生じることもあります。
そうした不具合を早期に発見し、長く安心してご使用いただくためにも定期的なメンテナンスは欠かせません。もし、何かお気づきの点、違和感などがございましたら、いつでもお気軽に担当者までご連絡ください。お待ちしております。
コルセット装着時の目安
軟性コルセットや体幹装具を装着する際には、ご自分のウェストの部分と装具のウェスト部分の高さを合わせることはフィッティングをおこなう上で非常に重要です。ご自身のウェストとコルセットのウェスト部分の高さがずれてしまった場合、装具が身体のラインに合わず、あたりや発赤の原因となるので注意が必要です。当社では、装具のウェスト部分に白いテープを入れてコルセットのウェスト位置を分かりやすく工夫しています。また、より快適にコルセットをご使用いただくために、コルセットの下に肌着やTシャツの着用をお勧めしています。また、装具の処方は医師がおこなうものであり、装着時間や装着を終了する時期(たとえ痛みがなくなっても)についても医師の指導のもとおこなってください。
トイレの時にパンツの上げ下ろしが楽にできるよう、装具の上にパンツをはくことをお勧めしています。また、冬場にストーブやこたつで温めて装着する方がいらっしゃいますが、装具が熱で変形してしまう可能性があるのでお勧めできません。
装具の下にパンツをはいてしまうとトイレの時に、なかなかパンツを下ろせず困ってしまう場合があります。
装具の上にパンツをはくと、パンツの上げ下ろしが楽におこなえます。
軟性コルセットのお手入れは、手洗い陰干しをお勧めしています。コルセットに血液や便などが付いてしまった場合には、洗濯時にスポンジ等でこすっても構いません。コルセットを洗濯機にいれてしまうと、コルセットに内蔵されている薄い金属の芯がゆがんでしまい体型に合わなくなってしまうなどのトラブルが起こる可能性があるためご注意ください。
軟性コルセットのお手入れ方法
硬性装具のお手入れ方法
プラスチックや金属でできている硬性装具は基本的に水洗いすることはできません。汚れが付いた場合には、水や洗剤を含ませた布を使って良く絞ってふき取るようにします。
参考文献:見木太郎:特集ナース・リハビリスタッフが知っておきたい福祉用具のチェックと観察ポイント、体幹装具(リハビリナース2014年7巻4号) メディカ出版様より許可を得て掲載
コルセットに内蔵された金属の支柱が折れて飛び出している。
破損した金属支柱によりケガをする恐れがあるので、早めの修理をお勧めしています。